シュトーレンといえば、ドイツ伝統のクリスマスのお菓子ですね。
日本でも、もうすっかりお馴染になりました。
先日NHKで放送された「美の壺」、クリスマスケーキがテーマでした。
この番組の中でシュトーレンが取り上げられていました。
シュートレンは、「法律のクリスマスケーキ」といわれるほど、
細かい決まりごとがあって、
決められた配分を、国家マイスターの資格を持った職人さんが作った物
でないといけないのだそうです。
さすがドイツ。きっちりしています。
シュトーレンは、薄く切っていただきます。
クリスマスまでの一か月ほどの間、
少しずつ、家族で楽しみながら食べていくもの。
あまり美味しいと、一か月もたないよ~と、心配になりますが、
昔のヨーロッパでは、
ドライフルーツやスパイスなどはたいへん貴重なものでしたので、
クリスマスの時だけ、貴重な食材を使ってシュトーレンを作り、
家族みんなで味わって食べて、クリスマスを心待ちにしていたとのこと。
シュトーレンをはじめ、クリスマスケーキには、
いろいろな意味合いが込められています。
伝統と歴史のあるお菓子ですから、
やはり、きっちりしっかり守り、伝えていくべきものなんですね。